この記事はブログの管理者である私ではなく、tamuraさんにお願いして書いてもらいました。
tamuraさんは、ネクロムンダを楽しんでいるプレイヤーで、キャンペーンプレイの調停人なども行ってきた方で、僕よりもはるかに詳しい頼りになる先輩の1人です。
古今東西ありとあらゆるゲームがある中で、やっぱり気になるのはこれから使う自分の相棒の話。僕が書ければいいのだけれども、それよりも詳しい人に書いてもらう方が読み応えのあるものになると思ったのでお願いしました。インターネット上で日本語で語られることがほとんどないギャングレビューを読んで、ぜひともゲームの魅力の一面に触れてほしいと思います。
どうもこんにちは。
ネクロムンダを遊ぶにあたって、プレゼントされたり、形見をうけついだりしない限り、ほとんどの人が自分でどのギャングを使って遊ぶかを決める必要があります。
ミニチュアを一目見て「これだ!」となるならそれに越したことはないんですが、インスピレーションを得られないこともあるでしょうし、得られたとしてもゲーム上の立ち居振る舞いがどんななのか気になってしまうのもまた無理からぬ人の情というものかと思います。
この記事では、そんなあなたに向けて、ゲームにおける性質だけを踏まえてギャングを紹介していきます。
文章に加えて、わかりやすさ、対応力、将来性の三つの指標でも評価しています。それぞれの指標のニュアンスはこんな感じです。
・わかりやすさ
→把握するべきルールや、ゲーム中に気にしなければならないことの多寡。★が多いほどイージー。★が少ないと自分のギャングのルールを対戦相手に説明しないといけない場合が増えるかも。
・対応力
→シナリオの様々な要求や戦場の環境、相手ギャングなど様々な障害に対してどれだけ広く対応できるか。弱点の少なさ。
・将来性
→そのギャング専用のルールやミニチュアが将来リリースされたり、アップデートされる見込みがあるか、デザイナーやスカルプターにかまわれているかを過去の実績と適当な印象で評価したもの。とはいえ、ネクロムンダのルールの大半はギャングを問わない汎用的なものなので、この項目の★が少ないからといって薄味だったりするわけではない。
目次
- ゴライアス家 - House Goliath
- エッシャー家 - House Escher
- オーロック家 - House Orlock
- ヴァン・サール家 - House Van Saar
- コーダー家 - House Cawdor
- デラク家 - House Delaque
ゴライアス家 - House Goliath
わかりやすさ ★★★★★★☆ - フィジカルが雑さを許してくれる
対応力 ★★★★☆☆☆ - 強みが強くて弱点が霞む
将来性 ★★★★★☆☆ - 古参ボーナスの代表格
ゲームにおいて不利な立場に立たされたり、勝てそうにないとモチベーションが保てない人向けとしてまず一番に名前が挙がるギャング。とにかく素直に強力。
強さの内実としてはまず、ほぼすべてのギャングよりも一段階高いタフネスを与えられている上、後述するギャング固有の要素によって破格の低コストでそれをさらに向上させられることが挙げられる。
これによって、ゴライアスの固さは末端にいたるまで小型車両を凌駕しパワードスーツや大型モンスターに匹敵するレベルになり、慣れない内のプレイングミスをおおいにカバーしてくれる。物理的な防御力だけではなく、士気や胆力を示すクールの値も良好なので、死傷者が出たとしても残った味方が戦意喪失しにくく、粘り強く戦える。
攻撃力の面では、恵まれたスペックに依拠した白兵戦が得意ではあるものの、射撃技術も水準レベルで、グレネードランチャーをはじめとする汎用性が高く強力な武器にアクセスしやすいため、ゲーム全体でみてもかなり上位に位置している。
ギャング固有の要素は、ファイターを新たに雇用する際に遺伝子改造を行ってステータスを向上させるもの。効果自体も強力だが、一度決めてしまえばゲーム中には考える必要がないのがうれしい。
習得できる汎用スキル/専用スキルや、専用戦術カード、専用ビークルの性能もおしなべて良好。
弱点は、標準よりも足が遅いこと。得意の白兵戦に持ち込むためには、防御力を恃んで無理に押し込むか、移動力を伸ばす工夫が必要になる。 長い距離を移動しなければならないシナリオや、セクターメカニカスなどの高低差の大きな戦場のセッティングも苦手。
次に、インテリジェントやウィルパワーの値がリーダーから新人にいたるまで劣悪であること。判定を要求される頻度は多くないものの、前者はともかく、後者は失敗するとだいたい深刻な結果を招く上に、相手プレイヤーはゴライアスのこの数少ない弱点を知っていて、利用する機会を狙っている場合が多い。
モデルが大きく、ほとんどのミニチュアが32mm以上のベースに乗っていることは、利点になる場合もあるものの、どちらかというと車両の荷台に乗れる数が少なくなったり、狭いキャットウォークから転落する危険が増えたりといったデメリットが目立つ。
最後に、ギャングの将来性について。
ゴライアスは2017年にネクロムンダがリメイクされた際の、最初のボックスセットに入っていた2勢力の内の一つ(もう一つはエッシャー)で、新要素が導入された際にはいち早くアップデートが適用されることが多い。
そして、ネクロムンダのこの種のアップデートは、先にオーソドックスで強力なアイデアを使ってしまい、後になるとやりすぎたことに気がついて性能を手控えられたり、難解なものになっていく傾向がある。
これらを総合すると、今後ネクロムンダに何が起きたとしても、上述したこのギャングの地位が大きく変わることはないと言える。
このギャングで遊ぶのに必要な本:
House of Chains (必須)
Warhammer Digital - Necromunda: House Of Chains (epub)
The Aranthian Succession – Cinderak Burning (専用ビークルに関するデータ)
Warhammer Digital - Aranthian Succession: Cinderak Burning (ePub)
エッシャー家 - House Escher
わかりやすさ ★★★★☆☆☆ - 薬以外はかなり素直
対応力 ★★★★★☆☆ - 変わったギミックなんのその
将来性 ★★★★★☆☆ - 古参ボーナスの代表格その2
ファイターのスペックはほぼ標準的なものだが、敏捷性を示すイニシアチブの値が高く、ステータス異常を狙う搦め手的な攻撃や、戦場の環境に由来する危険をほとんど寄せつけない。この特性をスキルと組み合わせることで、遮蔽物を利用して射撃を避けるように立ち回ったり、他のギャングにとってはリスキーな地形を安全に移動したりと、強みを発揮するにはゲームへの慣れが必要な感じ。
攻撃の面では、一般ギャングがゲーム屈指の高コストパフォーマンスな射撃武器を持つことができ、頭数と満遍ない有効な火力を両立した堅実な編成が可能。残り体力を無視して相手を負傷させる、毒やガスの特性を持つ武器へのアクセスも得意としている。あとから追加されたチャンピオンは脚が速く白兵戦に長けていて、専用スキルと組み合わせることで相手の予断を大きく上回る広い範囲に脅威を押し付けられたりする。
ギャング独自の要素として、門外不出の薬物を調合でき、味方に投与したり、ガスとして撒いたり、武器に塗ったりできる。用途別に複数の種類があり、複数の効果を組み合わせたりできる上、それらを補助する助っ人なども関わってきて、複雑でコストもかかるが、いざという時の爆発力は随一の、強力なフィーチャー。
専用のジェットバイクはどのファイターでも使用できて便利だが、コストが高いので導入には思い切りが必要。強いファイターを乗せたい運用と高価な固定武装の組み合わせがミスマッチの感もある。
目立った弱点は見当たらない。ゴライアスの紹介で書いた先発アップデートボーナスの恩恵にも浴していて、今後のサポートも比較的手厚いはず。
このギャングで遊ぶのに必要な本:
House of Blades (必須)
Warhammer Digital - NECROMUNDA: HOUSE OF BLADES (EPUB)
The Aranthian Succession – Cinderak Burning (専用ビークルに関するデータ)
Warhammer Digital - Aranthian Succession: Cinderak Burning (ePub)
オーロック家 - House Orlock
わかりやすさ ★★★☆☆☆☆ - 自分で味付けする意気込みが大事
対応力 ★★★★☆☆☆ - やっぱり特別な苦手もない
将来性 ★★★★☆☆☆ - アップデートも地味になりがち
ゲームにおける基準点としてデザインされたのか、とにかく標準的な性能をもっている。習得できるスキルセットは汎用性の高いものが選ばれていて、こんなギャングにしていきたいな、というプレイヤーの目論見を概ね受け止めてくれるギャング。
攻撃力については実弾武器の選択肢が豊富で、特にショットガン類はスキルでもフォローされているほど。ショットガンは他のギャングではあまり利用されないが、近~中距離射程でストレングスとダメージ量に優れており、バトルでは想像以上に猛威を振るう。
デザイナーが見てもあまりにプレーンすぎたのか、あとから追加されたファイターはいずれも使いでのある性能をしている。追加チャンピオンは周囲の士気をサポートし、スペックを向上させるアイテムや強力な白兵武器を装備可能。追加ジュヴ(ルーキー)はジャンプパックを標準装備していて移動力とイニシアチブが高く、射撃が一般ギャング並に上手いという破格の性能をもっている。オーロック家の際立った強みといえる。
ギャングの独自要素は、ファイターの伝説的武勇伝が異名となって、スキルのように機能するというもの。控えめながら独特な効果が多い。
専用ビークルは車両と屋外での戦闘がサポートされた際にはじめて登場した小型バギーで、汎用モデルと比べても際立った性能差はない。流用しにくいサイズ感のモデルではあるので、プラキットとして売られていることが一番のメリットかもしれない。
このギャングで遊ぶのに必要な本:
House of Iron (必須)
Warhammer Digital - Necromunda: House of Iron (ePub)
Book of The Outlands (専用ビークルに関するデータ)
Warhammer Digital - Necromunda: Book Of The Outland (ePub)
ヴァン・サール家 - House Van Saar
わかりやすさ ★★★★★☆☆ - 強みがはっきりしている
対応力 ★★★☆☆☆☆ - 弱みもはっきりしている
将来性 ★★★★☆☆☆ - ウケたモデルをこすりがち
足が遅く、イニシアチブは至ってはほぼ最低レベルだが、ゲーム全体でもっとも銃火器の扱いが上手という、野比のび太のような存在。あとから追加されたファイターとして、ホバーボードを駆るジュヴがおり、唯一機動性を補っている。
戦いが始まってからダイナミックに動くことは不得意なので、中~遠距離での射撃戦を有利に運ぶために、ゲームの展開を想像しながら戦場の作成や初期配置を行う必要がある。
武装としてはレーザー、プラズマ、メルタなど非実弾兵器全般を使い、加えて、命中しなかったとしても放射線で相手を弱らせる特性を持った兵器にアクセスできる。射撃が上手く、スキルも射撃に関するものであることから、高価な重火器への投資を最大限に活かせるが、反対に、他のギャングで重要視される、命中判定を必要としない武器(フレイマーなど)は相対的に採用する意義が薄い。
ひ弱な身体を補うため、ギャング全員が初めからアーマーセーブを向上させるアイテムを装備していて、さらにアーマーセーブを向上させるシールドを持てるため、実用的なコストではセーブがあまり当てにならないネクロムンダにおいては少数派の、防具の硬さで受けるギャング。
ただし、このメリットはしっかりとギャングの雇用コストに反映されているので、ゲームに支障がない数のファイターをそろえようとすると、初期編成に頭を悩ませることになる。
ギャングの独自要素は、雇用時や、怪我を治療する際に肉体の一部を機械化して身体機能を強化するもの。機械化した部位はさらにコストを費やすことで3段階に強化できる。
負傷によるステータスの永続低下を回復する場合、通常は市場へ出向いて希少で高価な義肢を探し求めることになるが、その手間がなくなっておまけがついてくると考えれば便利。ただし、積極的に利用するには高コストでもある。
屋外での戦闘に関する専用データは、派手さはないが妥当な内容で、上述したホバーボードをバイクとして誰もが利用できたり、屋外仕様の専用ブルート(ブルートは雇用できる数に制限のある大型モデル。強力だが装備がほぼ固定されている)が追加されたりする。また、車両を運転するクルーも他ギャングに比べて射撃が上手いので、車両の搭載火器を積極的に利用できる。
なお、最近出版された本でダンジョン探索用の特殊な装備を身に着けられるファイターのデータが追加されたが、基本的にはギャングに一人だけしか編成できないため、よほど気にならなければそのためにわざわざ本を一冊購入しなくてもよいかもしれない。
このギャングで遊ぶのに必要な本:
House of Artifice (必須)
Warhammer Digital - Necromunda: House of Artifice (epub)
The Aranthian Succession – Ruins of Jardlan (屋外戦闘に関するデータ)
Warhammer Digital - Necromunda: Ruins Of Jardlan
The Book of Desolation (特殊な装備ができるファイターのデータ)
Warhammer Digital - Necromunda: Ruins Of Jardlan
コーダー家 - House Cawdor
わかりやすさ ★★☆☆☆☆☆ - 参照するルール量がヤバイ
対応力 ★★★★★☆☆ - 数と奇跡で解決だ
将来性 ★★★★☆☆☆ - ストーリーでの見せ場は過ぎたが…
ゲームの最中にたくさん思考するのも相手にルールを説明するのも苦にならないし、奇抜な動きやルールを無視するようなスタイルで相手を困らせたい、せっかくだからゲームにも勝ちたい。そんな人のためのギャング。
ネクロムンダでは、自動的に命中判定に成功し、一度に複数の標的を巻き込めるテンプレート攻撃が強いとされている。そして、ひとたび命中すればダメージに至らなくとも50%の確率で相手をしばらくの間行動不能にできる、ブレイズ(炎上)特性も強いとされている。この両方を併せ持ったフレイマーは当然とても強力だが、その性能に見合った値段がついており、一番小さなハンドフレイマーでも相当に高価である。
コーダーは、些細な性能低下と引き換えにハンドフレイマーと白兵武器が合体した専用武器をハンドフレイマーの約半額で入手でき、これをギャンガー(一般ギャング)が装備できる。つまり、少なくともテンプレート攻撃が届く距離ではお値段以上の火力を持てる。テンプレートが届かない距離は弱いかというとそんなことはなく、グレネードランチャーや廉価版のミサイルランチャーといった有用な武器を利用できる。
人も武器も性能を一部犠牲にして値段を抑えた選択肢があり、容易に大規模のギャングを編成できる。基本的に交互に一体づつ動かしていくゲームであるネクロムンダにおいて、数的優位は相手の出方を見てからこちらが動く、後出しじゃんけん的な有利をもたらすので、これもポジティブな特徴と言える。そのうえ、ファイターの固有ルールや後述する奇跡の効果によって、ギャングの正規メンバーではない一時的な味方がどこからか湧いてきたりもする。
さらに、ギャング独自の要素として、ゲーム中に各ファイターが信仰の祈りを捧げ、蓄積した特別なダイスを使ってゲームのルールを大きく逸脱するような奇跡を起こせる。
ネクロムンダにおいて、通常のルールに優先するコンバットトリック的な効果は、あらかじめ装備しているアイテム、戦術カード、スキルなどによってもたらされるが、概ね汎用的なそれらと比べて、コーダーの奇跡は効果も実行する機会も多岐にわたり、目にする機会も少ないので、相手からするとあらかじめ意識しておくことがむずかしく、たいていの場合は大きく目論見が狂う羽目になる。
これもまたまちがいなく強力な要素だが、他ギャングに比べてバトル中のリソース管理と意思決定にかかわる手間は間違いなく増える。
このギャングで遊ぶのに必要な本:
House of Faith (必須)
Warhammer Digital - Necromunda: The House Of Faith (epub)
Aranthian Succession - Vaults Of Temenos (屋外戦闘に関するデータ)
Warhammer Digital - Necromunda: Aranthian Succession - Vaults Of Temenos (ePub)
デラク家 - House Delaque
わかりやすさ ★★★★☆☆☆ - 陰険に動くには勉強が必要
対応力 ★★★★☆☆☆ - 相手に対応を強いる側
将来性 ★★★☆☆☆☆ - ネタ切れの犠牲になりがち
戦いが始まる前や終わったあとに小細工を弄するのが得意なギャング。
専用スキルやハンガーズオン(雇用できる数に制限のある、特殊効果をもたらすメンバー。稀に戦闘に参加することがある)の効果として、戦うシナリオをある程度制御したり、戦闘に参加する人数を有利にしたり、収入を増やしたり、相手ギャングの名声を下げ自分たちの名声を高める噂を流したりと、他のギャングに真似のできない動きができる。これらを効果的に運用するためにはキャンペーンのルールやシナリオの内容をよく知っているとベター。
戦闘では、相手が初期配置したあとから自由な位置にファイターを配置したり、相手の行動に反応して射撃を行い、行動をキャンセルするなど、裏をかいたり相手の意図をくじく動きができる。
特殊な処理で相手を高確率で行動不能にするウェブ特性を持った武器や、強烈な攻撃力を持ち、バトル中に突然必殺の間合いで登場するチャンピオン、異常な攻撃回数と射程距離の白兵戦能力とともに空を飛んでくる専用ブルートなど、際立った強みがあるもののいずれも高コスト、かつ防御力に目立ったところはないので、慎重かつ大胆なプレイが求められる。
ギャング独自の要素として、追加コストを支払うことでファイターがギャング独自のサイキックを使えるようになるが、効果自体はささやかなもの。
余談だが、このルールの発表後に別の本でサイキック要素自体が大幅に強化され、一つのカテゴリーのサイキックだけを修めているファイターには強力なパッシブ効果がつくようになった。このことでにわかにデラク最強説が湧き上がったが、その後わざわざデラクのサイキックではボーナスが得られない旨の但し書きがついた。これをデラクの受難その1という。
今まで紹介してきた6つのギャングを俗に6大ハウスといい、ゲームの顔的な扱いでここまでアップデートやキットの発売が行われてきた。一つの勢力をメインに取り上げた本が出版されているのも、現状ではこれらのギャングだけ。
そんな中で、屋外で車両やバイクを使って戦う新要素が発表され、6大ハウスにも順々にキットとルールが与えられたが、デラクにはみんなが待ちくたびれた頃に最低限のかなりプレーンなルールがPDFで提供され、ついにキットは発売されなかった。これをデラクの受難その2という。
このギャングで遊ぶのに必要な本:
House of Shadow (必須)
Warhammer Digital - Necromunda: House Of Shadow (epub)
Apocrypha Necromunda: Bullet Road Run (無料公開された屋外向けルール)
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デラク家の項でも触れたが、ここまでに紹介した6勢力は、その勢力だけをフィーチャーした本が発売されていて、それぞれに防衛用の設備や、懇意にしており有利に同盟を結べるネクロムンダ貴族家やギルドなど、もっとも多くの専用データが掲載されている。ギャングの主要な装備リストをキットバッシュなしに再現できる追加の武器セットもプラキットとして発売されているので、特段の好き嫌いがなければ、これらの6大ハウスから自分のプレイするギャングを選ぶのが、ネクロムンダのオーソドックスな始め方といえるかもしれない。
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今回のレビューはここまでです。幅広い選択肢とそれらを組み合わせることで、さまざまな編成ができるネクロムンダですが、その中でも「まずは6大ハウスから」といわれるような彼らは、ある程度限られた範囲の中で編成を考えることを楽しむことができます。そのおかげで、心地の良い複雑さを味わいやすいと思います。ゲームにおける各々の勢力の性質を知ることの助けになれば幸いです。次は残りのギャングたちの記事を掲載しようと思います。
最後に。この記事を作るにあたってミニチュアの撮影や写真の提供をしてくれた方が多くいます。その方達には改めてここでお礼を差し上げます。本当にありがとうございました。
2025年1月25日(土)に目黒で開催する
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